リンとは

重要な必須ミネラルの一つ

人の体にとってなくてはならない栄養分として「必須ミネラル」があります。
リンはその必須ミネラルとされている16種類の中の一つであり、カルシウムとともに骨や歯などの硬組織の形成を行うものです。

ミネラルとは無機質とも言われる栄養分で、必須ミネラルはリンやカルシウムの他、鉄やナトリウムなどといったものがあります。

ただし必須ミネラルといっても、リンは現代の食事傾向においては不足しがちなものではありません。
むしろ何気なく食事をしているといつの間にかリンが過剰状態になってしまうことが多く、とりすぎがないように注意することが大切になってきます。

リンはカルシウムとともに働くという特長があることから、過剰に摂取をしてしまうとカルシウムの吸収が阻害されてしまうことになり、むしろ体内に悪影響を及ぼすことになってしまうのです。

リンは人の体内には成人であれば体重の約1%が含有されています。
体内にあるリンのうち約80%は骨や歯に使われ、残りは血液や筋肉のために使われます。

リンはATP(アデノシン三リン酸)の構成成分の一つでもあり、細胞膜や核酸にもなることが特徴です。
体内のPHや浸透圧の調節の役割もするので、とりすぎにならない程度に摂取の必要があります。

食品添加物に多く含まれる「リン酸塩」

リンは必須ミネラルではあるものの、現代では過剰摂取気味になってしまうことが問題になっています。

なぜリンが過剰になってしまうかというと、それは加工食品に多く含まれている添加物にリンが使用されているからです。

「リン酸塩」は主にハムやソーセージといった加工肉食品に多く含まれており、私達はそれと知らないうちにリンをたくさん食べてしまっていることになります。

最近ではリンが過剰になるのを防ぐため、大手食品加工外車や販売店であるコンビニエンスストアで「リン酸塩使用ゼロ」ということを前面に出したブランドも出されてきています。

ハムやソーセージはコンビニで販売されているサンドイッチやパスタ、お弁当類には欠かせない食材であるので、リン酸塩を使用しないことで健康への悪い食事ではないことをアピールすることが目的です。

同じリンであっても添加物として使用されているものから摂取をしてしまうと、副甲状腺の働きに異常が発生しやすくなるということが分かっています。

「リン酸塩」の他に「ピロリン酸」や「ポリリン酸」もリンを含む食品添加物です。

添加物としてリンが含まれていないものを食べる場合、普通の食事をしていれば不足するということはまず滅多にありません。

これは自然界にある食材のほとんどにリンが含まれているためです。
リンが多めに含まれる食品としては、豚レバーやマアジ、ヨーグルトといったものがあります。

リンの一日あたりの摂取目安は、成人であれば800~1000mg/日です。