アルツハイマー病の原因抑制には…

家庭生活を大きく変化させるアルツハイマー病

高齢社会において社会問題となっているのが認知症です。
高齢になることで体の機能が損なわれてしまうということは自然の摂理として致し方ないことですが、中でも脳の機能に障害が起こると介護に携わる周囲の人の生活に大きな影響を与えてしまうことになります。

認知症とは人が普段の生活で自然に行っている認知機能が極端に低くなってしまう症状のことで、今自分がどこにいて何をしているのかということを把握することができなくなってしまいます。

「認知症」というのは正式な病名ではなく複数の原因によって起こる共通した症状のことを指します。
ですので同じ「認知症」でもそれぞれの人の現れる症状には微妙な違いがあります。

そんな認知症の中でも日本において最も多く診断されているのが「アルツハイマー型認知症」です。
アルツハイマー病は認知症患者のうち半数以上を占めており、若い段階からの予防対策が認知症予防に大変重要な意味を持ちます。

アルツハイマー病は不可逆的に進行する脳疾患で、脳内のアミロイド斑と神経原線維変化、さらに神経細胞(ニューロン)間の連結の消失が起ることでゆっくりと記憶や思考能力が失われていきます。

現在のところアルツハイマー病がどうして起るのかという原因は特定することができていません。
ただし過去の臨床例からは、実際に社会生活に影響のあるような認知障害が起るよりも10年以上前から脳障害は発症していることがわかっています。

不可逆的な病状のため一度発症したら改善することはできないのですが、早い段階から進行を遅らせる対策をとっていくことは可能です。

アルツハイマー病が進行する原因とは

アルツハイマー病は基本的にはゆっくり脳機能が損なわれていくという形で進むのですが、特定の条件が揃うことにより急激に認知症状が出てしまうことがあります。

よくあるケースは、定年退職をしたり配偶者の死に直面をしてしまったなど生活環境が大きく変化をしたタイミングです。
人は高齢になるほど新しい環境に対する適応力が少なくなるものなので、それまでの生活環境ががらりと変わるようなショックな出来事があると一気に脳内の機能が損なわれることになってしまうのです。

普段からできるアルツハイマー病対策としては、定期的に運動をすることで筋肉からイリシンというホルモンや神経栄養因子のBDNFを増やすということがあります。

軽い運動をすることで脳の神経細胞が活性化することが研究によりわかっているので、ウォーキングやジョギングなど有酸素運動を習慣づけをすることで脳内の機能低下を予防することができます。
運動をしながら頭を使うようにするとさらに効果が高まるので、数を数えたり簡単な計算をしたりといったこともおすすめです。