低血圧を改善しよう

低血圧体質にありがちな症状

生活習慣病として大きな問題とされているのが「高血圧」ですが、その反対に体内の血圧が基準値以下である「低血圧」もまた健康を害する大きな原因となります。

高血圧とは血圧を計測したときに出される「収縮期血圧(最高血圧)」と「拡張期血圧(最低血圧)」がいずれも基準値よりも高く、かつ2つの数値の差が大きく離れていることを言います。

一方低血圧の場合は2つの値がともに基準値よりも低い状態のことをいい、具体的には最高血圧が100mmHg以下で最低血圧が60mmHg以下である人のことです。

高血圧の人はそれが原因となる心肥大やその他の血液循環器系の疾患を誘発しやすくなるので早期に治療することが望ましくなりますが、低血圧の場合にはそうした大きな病気の原因となることはありません。

若い時期に低血圧体質であった人が、高齢になって高血圧傾向が見られたことで標準値に近くなったというようなこともあります。

しかし慢性的な低血圧体質では頭痛や肩こりといった症状が起こりやすく、他にも立ちくらみや動悸といったこともしばしば発症するので基本的に体力を長続きさせることができません。

特に症状が出やすいのは朝起きたばかりのときで、朝起きることができなかったり、起きてもしばらく倦怠感や集中力の低下が続いてしまいます。

女性の場合は特に冷え性を併発しやすく、胃腸の機能が弱くて胃もたれや胸焼けを起こしたり、食欲不振や吐き気を食事後に感じたりします。

女性に多い低血圧

低血圧はかなりの人に見られる症状であり、中でも若い女性に多く発症する傾向があります。
10~30代の女性のうち約20%は低血圧であるという統計もあり、小中学生の時にひどく発症するとそれがもとで不登校になるケースもあります。

なぜ女性や若い人に多く症状が見られるかというと、それは全身の筋力が不足していることが考えられます。
基本的に血流は筋肉量が多い人ほど増えていきますので、もともと痩せ型で筋肉が少ない人や、過度なダイエットにより極端に血液量が不足してしまっている人が低血圧になるのです。

ただし低血圧は本人の生活態度にだけ原因があるというよりも遺伝的な要素が大きく、そこに生活習慣の悪化が加わって症状となるのが一般的です。

普段から体力がなく立ちくらみなどをよく起こすという人は体質的に低血圧を起こしやすいと考えられるので、できるだけ意識して運動習慣をつけるなど筋力量を増やすことを目指しましょう。

低血圧は自律神経に悪い影響を与えがちとなるので、不眠症状やうつ症状につながってしまうこともあります。
ダイエットをするにしても食事制限だけでやろうとするのではなく、運動により体の筋肉をつけていくようにしてください。